
2012年06月11日
若さへの渇望

婆「田中の爺さん、『あんちえいじんぐ』っていうのをしっているかのう?」
爺「なんじゃいそりゃ?食べものか?」
婆「ヒャヒャヒャw 『ためしてガッテン』でやっていたんじゃがの、まあ簡単に言えば若返りのことみたいじゃの」

爺「ガハハw 山田の婆さんよ~、わしらの年になったら若いもへったくれもないじゃろw」
婆「うるさいの~!あたしゃ見た目は老いたとしても心はまだ十代の娘の頃となんらかわってないつもりじゃわい!」
爺「ガハハw したたかな十代もいたもんじゃw しかしいつまでも元気でありたいというのはわかる話じゃなw」

婆「そうじゃろ?そこであたしゃ考えてみたんだが若者がするような行動をしてみたらあたしらも少しは若返るんじゃないかと思うんじゃ!お互い独身同士だしちょっくらデートでもしてみんか?」
爺「ガハハw デートかいw そりゃ愉快じゃww 巣鴨にでも行くのかい?」
婆「バカだね~!それじゃ年寄りのデートじゃないか!デートコースはあたしにまかせんしゃい

そしてデート当日・・・・

婆「ほわちゃ~~~~~


爺「あちょ~~~~~


爺「のう?ここはいったいなんなんんじゃ?太極拳の会場か何かかい?」
婆「馬鹿だね~ここは「くらぶ」というとこじゃ。今の若者は「くらぶ」で踊るらしい。
爺「なるほどのう~しかし静止画じゃとわしら太極拳をやっているようにしかみえないの~。」

婆「ほれ、隣で若い娘さんも激しいび~とでおどっているじゃろ~!誰がなんと言おうがここは「くらぶ」じゃw」
「ささ次にいくぞい


婆「これがぷりくらじゃ


爺「ふむふむ、しかし奇怪じゃのう~わしらの目が異様に大きく感じるのじゃが・・・・・。」
婆「男がこまかい事をきにするもんじゃないよ!」
婆「次じゃ!」

爺「ガハハw ボーリングなら得意じゃ!これでも若い頃は『ガーターのよしぞう』といわれたもんじゃw」
婆「田中の爺・・・あんた本当はボーリングやったことないじゃろ・・・・・・・・・・・・。」
爺『ガハハw まあ見ておれw 華麗なる玉さばきをみせてやるわいw」

爺「グキッ!!・・・・・・・・・・・・・・・・・。こ・・・・・腰が・・・・・・・・。


爺「ガハハw 失敗失敗w」
婆「ふ~・・・・・・・・・。せめてあんたが加山雄三ぐらいにいい男じゃったらテンションがあがるんんじゃがの~


爺「少しは若返ることができたのかの~?」
婆「・・・・・・・今のままでもそんなに悪いもんでもないの・・・・・・。
